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#152

【2026年】リフォーム・住宅設備の値上げはなぜ続く?工事費の今後と“今がやり時”の理由

リフォームや住宅設備の工事費は、ここ数年で確かに上がっています。「見積もりが思ったより高い」「数年前と全然ちがう」。そう感じた方の実感は、気のせいではありません。この記事では、なぜ値上げが続くのか、今後どうなりそうか、そして“今がやり時”といえる理由まで、住宅のプロの視点でデータをもとに整理します。

この記事でわかること

  • 工事費が実際どれだけ上がったか(公的データの数字)
  • 値上げが続く4つの理由(資材・人手・物流・設備)
  • 「待てば下がる?」今後の見通しと、待つことのリスク
  • 値上げ前×補助金で、いま動く価値と損しない進め方
右肩上がりの矢印と一戸建て住宅で工事費の上昇を表したイラスト

「もう少し様子を見てから」と思っているうちに、見積もりはじわじわ上がっていきます。まずは、値上げが感覚ではなく数字として起きていることから見ていきましょう。

工事費は実際どれだけ上がっている?

「なんとなく高い」ではなく、公的なデータが値上げを裏づけています。いちばん分かりやすいのが、工事の人件費にあたる「労務単価」です。

国土交通省が毎年公表する「公共工事設計労務単価」は、2025年度に前年比で+6.0%となりました。これは13年連続の上昇で、2021年度と比べると+22.9%に達しています。

この単価は、職人さんの賃金水準の動きを示す目安です。数年で2割以上も人件費が上がっている。これが、工事費が上がり続けている「動かぬ証拠」のひとつです。

項目 数字
2025年度の労務単価(前年比) +6.0%
連続して上がっている年数 13年連続
2021年度との比較 +22.9%

出典は国土交通省「公共工事設計労務単価」です。最新の数字は公式の発表で確認してください。

人件費だけではありません。木材や鉄、断熱材といった建設資材も、2021年ごろから大きく上がりました。近ごろは高い水準で高止まりしています。一部の調査では、資材価格は2021年初めと比べておおむね3〜4割高い水準とされています(調査による数字のため、目安として捉えてください)。

値上げが続く4つの理由

木材・作業員・トラック・住宅設備で値上げの4つの要因を表したイラスト

値上げは一時的なものではなく、4つの構造的な理由が重なって起きています。どれも、すぐには解消しにくいものばかりです。

①資材・原材料の高騰+円安

ウッドショックによる木材高、半導体の不足、原油や原材料そのものの値上がり。そこに円安が重なりました。輸入に頼る資材ほど、円安の影響をまともに受けます。価格は上がったまま、高い水準で落ち着いている状況です。

②人手不足+建設業の2024年問題

建設業で働く人は、1997年のピークと比べて約3割減っています(国土交通省の資料による)。職人さんが減れば、一人あたりの賃金は上がりやすくなります。

さらに2024年4月からは、時間外労働の上限規制が建設業にも適用されました。いわゆる「建設業の2024年問題」です。働き方改革が進むぶん、人手不足と労務費の上昇は構造的に続きやすくなっています。

③物流費の上昇

資材を現場まで運ぶ物流のコストも上がっています。燃料費の高止まりに加え、運送業界でも人手不足が課題です。資材そのものの値段だけでなく、「運ぶ手間」の分まで、工事費に乗ってきます。

④設備本体のメーカー値上げ

給湯器、サッシ、空調といった設備本体も、メーカーの値上げが相次いでいます。工事費(人件費)と設備代(本体)の両方が上がるので、リフォーム全体の総額が押し上げられる形です。日本建設業連合会なども、資材高騰と労務費上昇の現状を継続して発信しています(参照:日本建設業連合会)。

筆者のひとこと

現場でお客様とお話ししていると、「去年見積もりを取ったから、まだ同じ金額でしょう」と思っていらっしゃる方が多いです。ところが、いざ動こうとすると本体も工事費も上がっている。私自身、再見積もりで金額が変わってしまい、心苦しい思いをしたことが何度もあります。資材も人件費も、待っているあいだに静かに上がっていくのです。

「うちの工事費は今いくらくらい?」と気になったら、見積もりだけでも早めに取っておくと、判断の物差しができます。

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待てば下がる?今後の見通し

結論として、当面は「高止まり〜緩やかな上昇」が続くという見方が多いです。これはあくまで見通し・予測であり、断定ではありません。ただ、値上げの理由をふり返ると、納得できる話です。

資材の高騰、円安、人手不足。どれも、来年すぐに解消するような性質のものではありません。とくに人手不足は、働き手の数そのものが減っているため、短期間で元に戻るとは考えにくい状況です。

もちろん、為替や資材市況が落ち着けば、値上がりのペースがゆるむ可能性はあります。それでも、「数年前の安い水準まで一気に戻る」とは見込みにくいのが正直なところです。

筆者のひとこと

「下がるのを待つ」という気持ちは、よく分かります。でも、これだけ理由がそろっていると、待っているあいだにさらに上がってしまうリスクのほうが大きい、というのが現場の実感です。下がる保証のないものを待つより、今できる手を打つ。そのほうが、結果的に得をするケースが多いと感じています。

だから“今がやり時”:値上げ前×補助金のダブルメリット

工事費が上がる前に補助金を活用して賢くリフォームに動くイメージのイラスト

工事費が上がる前に、しかも補助金が使える今に動く。これがダブルメリットです。値上げの局面だからこそ、補助金の有無で最終的な負担が大きく変わります。

国や自治体は、省エネにつながる住宅リフォームへの補助を続けています。窓の断熱や給湯器の入れ替えなどは、補助の対象になりやすい分野です。工事費が上がっても、補助金でその上昇分を相殺できるのが大きな強みです。

補助金は年度・予算・申請時期によって金額や要件が変わります。予算には上限があり、早めに動いたほうが使いやすいのが実情です。どんな制度が使えるかは、住宅省エネ補助金のまとめ記事で全体像をつかんでおくと判断しやすくなります。

とくに補助が手厚い今のうちに検討したいのが、窓と給湯です。窓リノベの補助金や、エコキュートの交換は、光熱費の削減にもつながります。値上げと補助、両方をふまえて動くのが賢いやり方です。

値上げ局面で損しないリフォームの進め方

値上げが続くいまこそ、進め方しだいで負担は変わります。あわてて契約するのではなく、順番を押さえて動くのがコツです。

早めに相談・見積もりを取っておく

いますぐ工事をしなくても、見積もりを取っておけば、今の相場が分かります。判断の物差しができ、上がる前に動くか、見送るかを冷静に選べます。

相見積もりで適正価格を見極める

値上げを理由に、相場からかけ離れた金額を出す業者も少なくありません。複数社から見積もりを取り、内訳まで比べると、適正な価格かどうかが見えてくるはずです。

補助金を最大限に活用する

使える補助金は、使い切る。これが値上げ局面でいちばん効く対策です。申請に慣れた業者なら、手続きの代行や、対象になる工事の組み合わせも提案してくれます。

筆者のひとこと

私がいつもお伝えしているのは、「信頼できる相手を一社、見つけておく」ことの大切さです。値上げの時代は、安さだけで選ぶと、あとで追加費用に泣くことがあります。補助金にくわしく、内訳をきちんと説明してくれる。そんな業者と早めにつながっておくと、いざ動くときに後悔がありません。

よくある質問

Q1. リフォームの工事費は本当に上がっているのですか?

はい。工事の人件費の目安となる国土交通省「公共工事設計労務単価」は、2025年度に前年比+6.0%で13年連続の上昇、2021年度比では+22.9%です。資材価格も高い水準で高止まりしています。

Q2. 待っていれば、また値段は下がりますか?

当面は高止まり〜緩やかな上昇が続くという見方が多く、これは見通しであって確定ではありません。ただ、人手不足や円安はすぐ解消しにくいため、数年前の水準まで一気に戻るとは見込みにくいのが実情です。

Q3. なぜこんなに値上げが続いているのですか?

主な理由は4つです。①資材・原材料の高騰+円安、②人手不足と建設業の2024年問題による労務費上昇、③物流費の上昇、④給湯器やサッシなど設備本体のメーカー値上げ。これらが重なって続いています。

Q4. 値上げの中でも、負担を抑える方法はありますか?

補助金の活用が効果的です。とくに窓の断熱や給湯器の交換は補助の対象になりやすく、上がった工事費を相殺できます。早めの相談・相見積もりとあわせて使うと、負担を抑えやすくなります。

Q5. 補助金は今でも使えますか?

省エネリフォーム向けの補助は今も続いていますが、金額や要件は年度・予算・申請時期によって変わる点に注意してください。予算には上限があるため、早めの検討が安心です。最新の内容は公式情報やまとめ記事で確認してください。

まとめ:上がる前に、補助のある今動く

この記事の要点

  • 労務単価は2025年度+6.0%・13年連続上昇・2021年度比+22.9%
  • 値上げの理由は資材+円安・人手不足・物流・設備の4つで構造的
  • 当面は高止まり〜緩やかな上昇の見通し。待つのはリスク
  • 値上げ前×補助金が使える今が、いちばん賢く動けるタイミング

工事費は、待っているあいだも静かに上がり続けています。一方で、省エネリフォームへの補助は今なお手厚い。「値上げ前」かつ「補助金あり」のいまは、動くのに適したタイミングだといえます。

まずは、気になる工事の見積もりと、使える補助金の確認から始めてみてください。私たちリンクスホームは、窓・給湯・外壁・太陽光まで、住まいの困りごとをまとめてご相談いただける窓口です。値上げの時代に損をしない進め方を、いっしょに考えます。

「うちの場合はどうすれば?」と迷ったら、ひとりで悩まず、まずはお気軽にお電話ください。

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