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#153

台風で壊れた家、火災保険は使える?風災補償の正しい使い方と悪質業者の見分け方

台風で屋根や雨どいが壊れたとき、火災保険の「風災補償」で修理費がまかなえることがあります。ただし、知らずに動くと損をする落とし穴も。とくに「保険でタダで直せます」と近づく業者には注意が必要です。この記事では、台風前の備えから、保険を正しく使う手順、悪質業者の見分け方まで、住宅のプロの視点で順番に整理します。

この記事でわかること

  • 台風被害が火災保険の対象になる仕組みと3つの条件
  • 台風が来る前・来た後にやっておくべきこと
  • 保険を正しく使う申請の流れ
  • 「保険でタダ」と勧誘する悪質業者の見分け方

毎年どこかで大きな被害が出る台風。いざ自分の家が壊れると、頭が真っ白になります。だからこそ、落ち着いて動けるよう、流れを先に知っておくことが何よりの備えになります。

台風で壊れた家は、火災保険の「風災補償」で直せることがある

台風で屋根の一部がずれ、雨どいが外れた住宅のイラスト

火災保険は火事のための保険、と思われがちですが、多くは台風などの「風災」もカバーしています。強い風や飛んできた物による被害は、風災補償の対象になることがあります。

「火災」という名前のせいで、台風被害に使えると知らないまま自費で直してしまう方が少なくありません。まずは、ご自宅の保険に風災補償が付いているか確認するところから始めましょう。

対象になりやすい台風被害の例

台風の強風や飛来物で、家の外まわりはさまざまなダメージを受けます。よくあるのは次のようなケースです。

  • 屋根材がずれた・めくれた・飛ばされた
  • 雨どいが外れた・歪んだ・割れた
  • カーポートやテラスの屋根が破損した
  • 飛来物で外壁やシャッターがへこんだ・割れた

こうした被害は、放っておくと雨漏りやサビが進み、修理費がふくらみます。早めに気づいて記録しておくことが大切です。

補償を受けるための3つの条件

ただし、被害があれば必ず保険金が出るわけではありません。一般に、次の3つを満たす必要があります。

条件 内容
原因が災害 経年劣化ではなく、台風など自然災害による被害であること
3年以内に申請 保険法で請求の時効は被害発生から3年
免責額を超える 自己負担額(免責金額)より損害が大きいこと

なかでも分かれ目になるのが「原因が災害かどうか」です。長年の劣化による傷みは対象外になります。台風の前後で状態が変わったと示せるよう、ふだんから家の様子を写真に残しておくと安心です。

補償の細かい条件は契約によって違います。最新の内容は、ご自身の保険証券や保険会社で確認してください(参照:日本損害保険協会「住宅の修理などに関するトラブル」)。

台風が来る前・来た後にやっておきたいこと

被害を減らすカギは「来る前のひと手間」、保険を使うカギは「来た後の記録」です。どちらも難しいことではありません。

来る前のチェックリスト

台風が近づいてきたら、今日のうちにできることから手をつけましょう。

  • 飛ばされる物を片付ける:物干し竿、植木鉢、ゴミ箱、自転車は屋内か固定へ
  • 雨どい・排水溝の掃除:詰まると雨水があふれ、雨漏りの原因に
  • 窓の備え:雨戸やシャッターを閉める。なければカーテンを閉じる
  • 停電・断水に備える:懐中電灯、モバイルバッテリー、飲み水を用意
  • 車は安全な場所へ:冠水しやすい場所や木の近くを避ける

ひとつでも多くやっておくほど、当日の不安が減ります。家族で手分けすれば、30分ほどで終わります。

来た後は「安全第一」で被害を記録

台風が過ぎたら、無理に屋根へ登らず、地上から安全に見える範囲で被害を写真に残してください。この写真が、後の申請でとても役立ちます。

筆者のひとこと

点検でお伺いすると「気づいたときには雨漏りが広がっていた」というお宅をよく見ます。屋根の上は素人には危険なので、スマホで遠くから撮るだけで十分です。日付がわかるよう、撮影した日を控えておくと、なお良いですよ。

火災保険を正しく使う申請の流れ

被害の写真撮影から保険会社への連絡、点検、修理までの流れを示すイラスト

保険金の請求は、業者に頼まなくてもご自身でできます。国民生活センターも「請求は加入者本人で」と案内しています。流れはシンプルです。

  • ① 被害箇所を写真に記録する
  • ② まず加入している保険会社に連絡する
  • ③ 修理業者に点検・見積もりを依頼する
  • ④ 必要書類をそろえて保険会社へ申請する
  • ⑤ 保険会社の確認後、修理工事を行う

大事なのは順番です。業者と契約する前に、まず保険会社へ連絡してください。ここを逆にすると、後でトラブルになりやすいのです。

「○年○月○日の台風による被害です」と伝えると、その後の話がスムーズに進みます。あわてず、一歩ずつで大丈夫です。

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要注意「保険でタダで直せます」と近づく業者の手口

自宅に訪問してきた業者の勧誘に困っている家主のイラスト

「火災保険を使えば自己負担なく直せます」という勧誘には、十分な注意が必要です。こうした住宅修理サービスの相談が、全国で急増しています。

国民生活センターによると、保険金が使えると勧誘された住宅修理に関する相談は累計で1万1千件を超えています(参照:国民生活センター「保険金で住宅修理ができると勧誘する事業者に注意!」)。決して他人事ではありません。

よくあるトラブル

悪質な「申請サポート業者」「申請代行業者」には、共通する危うさがあります。

  • 受け取った保険金の3〜4割もの高額な手数料を取られる
  • 解約しようとすると高額な違約金を請求される
  • 被害を大げさに書くよう促され、虚偽申請に巻き込まれる
  • 保険金が下りず、修理代だけ自己負担になる

虚偽の申請は、契約者自身が罪に問われるおそれもあります。「タダで直る」という言葉の裏には、こうしたリスクが隠れています。

悪質業者を見分けるポイント

次のような言葉が出たら、その場で契約せず、一度立ち止まってください。

  • 「必ず保険金が下ります」と断言する
  • 「今すぐ契約を」と急がせる
  • 手数料や違約金の説明があいまい
  • 保険会社へ連絡する前に契約を求める

筆者のひとこと

私たちのお客様にも「台風の後、知らない業者が来て不安だった」という声がありました。地元で長く商売をしている会社は、無理な勧誘で評判を落とすことを何より恐れます。迷ったら、家の近くで顔の見える業者に相談するのが、いちばん安全だと思います。

点検から申請サポート・施工まで、地元でワンストップ

私たちリンクスホームは、保険金の数割をいただく「代行業者」ではありません。正規の施工店として、点検と見積もり、そして工事まで責任を持って行います。

具体的には、こうお手伝いします。

  • 点検:プロの目で被害を調査し、写真で記録します
  • 申請のお手伝い:被害状況の資料づくりをサポートします
  • お見積もり:補償の範囲を踏まえ、わかりやすくご提示します
  • 施工:そのまま責任を持って工事まで仕上げます

保険金の請求はお客様ご自身が行い、私たちが成功報酬や手数料を抜くことはありません。実際に出た被害を、正しく直すお手伝いに徹します。

愛知県津島市・あま市・愛西市を中心に、地域に根ざして住まいを守ってきました。バラバラの業者を探す手間も、「言った言わない」もありません。最初から最後まで、いつもの私たちが伴走します。

よくある質問

Q1. 台風の被害なら必ず保険金が下りますか?

いいえ、必ずではありません。原因が災害であること、3年以内の申請であること、損害が免責金額を超えることなどの条件があります。契約内容で変わるため、保険会社にご確認ください。

Q2. 何年も前の台風被害でも申請できますか?

保険法では請求の時効は被害発生から3年です。3年を過ぎると難しくなるため、被害に気づいたら早めに保険会社へ連絡してください。

Q3. 申請は業者に代行してもらうべきですか?

請求はご自身でできます。手数料もかかりません。保険金の数割を取る代行業者には注意が必要です。施工店には、点検と見積もりを依頼するのが本来の役割です。

Q4. 被害の写真は自分で撮っていいですか?

はい、地上から安全に撮れる範囲で大丈夫です。屋根の上は危険なので登らないでください。高所や見えにくい部分は、点検のときにプロが確認します。

Q5. 知らない業者が「保険で直せる」と訪ねてきました。

その場で契約しないでください。まず保険会社に連絡し、不安なら消費生活センター(局番なし188)や、地元の信頼できる業者に相談しましょう。急がせる業者ほど要注意です。

まとめ:あわてず、正しい順番で動けば大丈夫

この記事の要点

  • 台風被害は火災保険の風災補償の対象になることがある
  • 条件は「災害が原因・3年以内・免責超え」の3つ
  • 来る前は片付け、来た後は安全に写真で記録
  • 「保険でタダ」と急がせる業者には契約しない

台風で家が壊れると不安になりますが、やることはシンプルです。写真を撮る、保険会社に連絡する、信頼できる業者に点検を頼む。この順番さえ守れば、慌てる必要はありません。

「うちの被害、保険は使えるのかな?」と迷ったら、ひとりで悩まずご相談ください。私たちリンクスホームは、地域の住まいに数多く関わってきました。点検から申請のお手伝い、修理まで、最後まで寄り添います。

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